2007年5月21日月曜日

池田氏の発言

資料を整理していたら貴重なものが出てきた。2001年9月25日付け毎日新聞朝刊の池田氏のインタビュー。この中で池田氏は現在の創価学会のあり方の是非を考える上で鍵となるであろう大変重要な発言をしている。聞き手(インタビュアー)は当時毎日新聞主筆の北村正任氏、特別顧問の岩見隆夫氏。以下重要な点を紹介する。
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聞き手:北村
「名誉会長、最近までずっとマスコミに登場しなかったのですが、最近、朝日新聞への寄稿から始まり、登場が続いています。何か思うところがあってですか。」
池田氏:
「創価学会というと、すぐ公明党と見られがちです。その公明は、自民と一緒になっています。一般の方々は学会も同じように、つながってしまっていると思われかねません。そのように思われることは、学会にとっては非常に迷惑なことです。心ある会員にしかられます。また離れていきます。そこで、創価学会の主体性を明確にしておかないと、内部的にも納得感を得られないと思って発言を多くするようにしました。私たちは、公明党を支援するために信仰しているのではない。宗教は人間対人間の心の連帯です。もはや党派性の時代ではない。それでは必ず行き詰る。(以下略)」
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池田氏:
「(中略)私は絶対に第9条だけは変えてはいけないと思います。その他は、やむを得ない場合があるかもしれないが。」
聞き手:岩見
「憲法を見直すこと自体はいいと。」
池田氏:
「その通りです。論議は結構だ。9条は変えてはいけない。」

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池田氏のこの発言と現在の創価学会のあり方。あまりに乖離していると感じているのが、世間だと思うのですが。学会の皆さんは、こういう記事を読んだとき、どのように考えるのでしょうか?
安倍宰相は、明確に「9条を変える」と言って憚らないのですよ。「9条こそがもっとも現実にそぐわない」と、こう声高に張り切って国民投票法案を拙速に進め、集団自衛権の解釈を変更すべく、極右翼のようなメンバーを集めて審議会をはじめた。公明党はこれらを自民党と一致して進めて、学会は選挙において自民・公明一体となった「法戦」を繰り広げている。
このような状況、誰がどう見ても、この池田氏の発言とは真っ向から対立するのではないですか?
池田氏が言う如く、心ある人は既に離れていっている。残るは元気な婦人部と多宝会のみ。
皆さんにとって池田氏は確か師匠ではなかったのですか?それともお飾りですか?
学会員さん、この池田氏の発言、よくよく考えてみませんか。

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