2009年2月10日火曜日

「民衆」って何?

「民衆勝利!」、「民衆の時代」、「民衆こそ主役」、こういう言葉が一年中紙面を飾る聖教新聞。
大本営発表宜しく、この新聞を見るとチョウチン行列、右肩上がり、実に景気のいいことこの上ない。

百年に一度、「みぞうゆう」の経済危機と言われる今日、何か浮世離れも感じたりするのですが。
「だからこそ、民衆に勇気と希望を与えるのです!」ということになるのですね・・・。イイと思います!

でもね、この「民衆」という言葉がとても胡散臭く感じるのです。
政権不支持、麻生内閣不支持、定額給付金反対。これみんな70%を超えて80%になろうというのですよ。いろいろな調査があるようですが、いろいろあるにもかかわらず、どれもこれもみんな、殆ど同じ結果です。
これは「民衆の声」ではないのでしょうか?
それとも学会員さん以外は「民衆」ではないのでしょうか?

学会員さんは近づく「法戦」に向けて、しゃかりきに檄を飛ばしていますね。
目を吊り上げてヒステリックに叫ぶ婦人部幹部、全く意味不明の勇ましそうな言葉で威嚇する男子部幹部。そして何をやるのか知らないけれど、「やりきるしかないのよ」と目を潤ませる女子部幹部。


どの政党を支持するのも自由です。勝手です。当然です。
でもね、自分の語る言葉は大事にした方がいいと思いますよ。
「言論戦」でしょ、広宣流布は?地域に友好の輪を拡げるんでしょ?
その皆さんが、いい加減な言葉を使っちゃダメですよ。
「言い切るんだ」、「声が大事だ」、「確信が大事だ」、というのも結構だけど、これはみんな、言い方の問題です。
そもそも「言っている中身」がおかしければ、どうにもならないでしょ?

はい、最後にもう一度確認。
学会員さん、「民衆」って何?誰のこと? 

2008年12月22日月曜日

小泉構造改革に拍手!

国際競争力を高める!規制緩和!改革には痛みが伴う!
勇ましい、バラ色のアジテーション。小泉、竹中、そして公明党。彼らの言ってきたことは当に大正解!拍手喝さい!
派遣切、これはまさに小泉改革の言ってきたことをそのまま実行しているだけです。小泉と竹中と公明党の主張してきたことを、大手企業はそのまま実行しているだけです。派遣社員という「規制緩和」の申し子を、まさに「国際競争力」を高めるために、雇用調整弁として、スパッと切り捨てる。まさに小泉のいってきたことを、忠実に実行しているだけです。

これまで自民、公明を支援してきた学会員さんは、現状に不満を言ってはいけないのです。とんでもない!拍手喝さいしなければいけないのです!今日の状況こそ、我々が望んできた社会なのです!
これこそ、民衆の時代なのです、庶民の時代なのです、創価王国万歳!

2007年7月31日火曜日

公明惨敗 新しい時代へ!

参議院選挙。公明党、歴史的な惨敗。
比例区で約770万票。この数字の意味するところはもちろん、相当数の学会員さん、今回は恐らく2割から3割の学会員さんが公明党には投票しなかったということです。
組織に従うのではなく、良識に従う。これ、道理です。
よく知る学会員さん、このご婦人は地区幹部ですが、今回初めて親子で民主党に投票したと仰ってました。もちろん、地区では「報告」の実務を健気にこなしているのです。

敗戦後の大田氏の弁の虚しさよ。虚ろな眼で、意味不明。インタビュアーの質問に全く答えていない。プリンスも落ちたものですな。

さあ、いよいよ次は衆議院選挙。公明党は死地に向かうでしょう。選挙後の安倍続投に世論が納得するはずもなく、その続投を最も支持するのが公明党。大田、北側の弁は国民をバカにしている。良識に目覚めた学会員さんは、宗教の呪縛を逃れ、二度と公明党には投票しない。
最後まで公明党を支持してくれるのは、狂信的な婦人部と社会から隔絶した多宝会のみ。

もっとも気の毒なのは多宝会かな。学会が一番大事にする理由はとてもよくわかる。なんといっても堅い一票ですもの。しかもこの人たちはリタイアしているから、税金が上がろうが保険料があがろうが、関係ないですもん。働いてないんだから税金払ってないですから。そして宗教心が旺盛な世代でしょ。しかも現世利益、いわゆる功徳信心。菩薩即ち社会性に昇華した信仰ではないのですね、この人たちは。だから、組織から言われたことにはそのまんま、「素直に」「愚直に」従う、学会にとってはとっても有難い組織票、ということですね。
ね、ですからもしもですよ、この人たちが仮に選挙権を失うような事態が生じれば、学会は間違いなく多宝会を放り出すでしょうね。

さ、良識に目覚めた学会員さんは、これから胸をはって、堂々と政権交代を進めましょうよ!
道理は一宗一派の独占物などではないんです。投票と信仰が結びつくなんて、こんなバカな話しはないじゃないですか。政権交代を目指して、しっかり信仰に励まれたらいいのですよ。知人の婦人部の方は大変お元気ですよ。そして政権交代しなきゃ、といって元気に民主党に投票してます。今回の結果には本当に喜ばれていましたよ。罰?なんで罰があたるの?学会の信仰ってそんな危ないものなの?

2007年6月19日火曜日

年金、信じられますか この態度?

年金。またもや強行採決ですか。公務員法、続々強行採決。そして会期延長ですか。自民・公明のこの姿勢。何十年後かの社会の教科書には「数の横暴・強権政治の自民・公明」と書かれているでしょうね。

さて、学会員さん。この年金について、皆さんの擁する安倍宰相はこれまでどんな態度で向き合ってきたのか、おさらいです。

民主党からこの問題が始めて提出されたとき。
「年金への不安をあおる危険性があるのではないか」と議論を避ける。ついで、
「年金番号を導入したときの厚生大臣は菅直人さん」と年金番号の導入が問題といわんばかり。そして領収書のないケースについては「ではなんですか、申し出た人にはみんな年金を払えと言うんですか」。内閣支持率が急落すると「最後の一人にいたるまでチェックし、年金は全てお支払すると約束する。戦後レジームからの脱却を目指す私の内閣だから、それはできる」。

この人、信用できるんですか?
世間ではこの対応はますます信頼を失っているようで、内閣支持率は更に下降していますね。その中で唯一健闘しているのが、公明党支持者の安倍氏に対する支持率の高さです。不思議です。
「民衆」という言葉は創価学会の占有物ではないのですよ。皆さん以外の世論、これは「民衆」ではないと思っていませんか。「民衆の団体」という創価学会の皆さん、この点、一度考えて欲しいですね。

2007年6月18日月曜日

連立参加こそ支持者への裏切りだ

公明党参議院の福本氏が離党した。「鉄の結束」を誇る公明党・創価学会には動揺が走っているようだ。聖教新聞ではこれから福本氏に対するすさまじい、口汚いバッシングが始まるだろう。「鉄の結束」は宗教裁判の温床でもある。

さて。福本氏は離党に際して次のような談話を発表している。公明党の党運営について「全体主義的な体制だ」「ヒューマニズムを標榜していても、アンチ・ヒューマニズムの政党ではないか」「与党の中で連携するため、妥協している面がすごく大きい」。全面的に首肯する。世論はまさにこのように感じている。そしてこの福本氏に対する幹事長北側氏の反論が見逃せない。「支持者に対する裏切りだ。断じて許せない」。 まあ、創価学会を意識しての発言なのはよく分かる。この感覚が、冒頭に触れた聖教新聞の口汚いバッシングと見事につながっているわけです。
で、北川氏の言で見過ごせないのは、「支持者への裏切り」。手前勝手な言い分は政治家の常だが、おいおいそれは違うだろう、連立政権参加こそ、最大の「支持者への裏切り」だろう、と思うのですが。

学会員さん、思い出してください。これまで選挙は誰と戦っていたのですか?民衆の側に立つ、権力と戦うといって、反自民を掲げて戦っていたのではないのですか?長期にわたり政権に居続ける自民党は腐敗しきっている、だからこそこれを変えなければ日本の明日はないのだ、と言って、自民党と即ち権力と熾烈な戦いを続けてきた、それが公明党の歴史だったのではないですか?

それが突然です。秋谷会長の証人喚問を境に、いきなり自民と連立。
驚天動地ではなかったですか?これこそ「支持者への裏切り」でなくして何なのでしょう?
創価学会はこの件に関してはもちろん正当化しました。聖教新聞ではこれまでと180度逆のことを連日掲載し、組織に対しても連立政権参加の正当性、すばらしさを、宗教的な側面から必死に「言い訳」してきたのでしょう。当然です。宗教の次元に話をすり替えなければ、筋の通りようがないからです。そしてまた学会員さんは、組織に対して完全に従う「おとなしい羊」であるとうことを、学会の執行部はよく理解しているからです。

今回の福本氏の離党。彼の言っている言葉をよく聞いてみる必要がありませんか?組織からだけの話を一方的に受け入れているその姿勢は、明らかに偏っていると思いませんか?
福本氏は広島で生まれた被爆二世だそうです。

2007年6月14日木曜日

逆風が吹いている?!

年金問題がとどまるところを知らない。次から次へと明るみ出る信じられないような事実。
この国は滅茶苦茶だ。腐りきっている。そう多くの国民が感じているのではないでしょうか?

腐ってしまった原因は何でしょう?・・・世界に類のない自民党の長期政権がもたらした腐敗。これに尽きるでしょう。長期政権は腐敗するのです。絶対権力は絶対に腐敗するのですよ。自浄能力がなくなるのです。

今の状況をなんとか変えるには、とにもかくにも政権を交代して、これまで自民党・公明党が政権与党として隠しに隠している様々な悪弊を白日の下にさらけ出さない限り、無理。そうは思いませんか?

ところで。
多くの国民が怒りに怒っている年金問題。この問題に対して、選挙の戦いに忙しい学会員さん、特に婦人部の皆さんは、どう考えているのでしょうか?知人の学会員さんからお聞きする機会があったのでご紹介します。
知人の奥さんが婦人部の地区幹部なのだそうです。数日前、その奥さんのところへ支部の婦人部の方が見えてこう言われたそうです。「ね、今は逆風が吹いているから、しっかりお題目あげて、しっかり内部を固めてね」。知人の奥さんはさすがに目が点になってしまったそうです。知人が言うには、学会は組織で言われたことを忠実に行うから、これは学会の中央からの指示だね、と。ちなみに知人は組織から相当距離をとっている、名目上、学会員さんです。

なーんにも考えないのですかね?活動家っていう方は?

2007年6月8日金曜日

再びイラク戦争について

英国で首相が交代しました。イラク戦争を強力に支持してきたブレア氏が、国民からNOをつきつけられたのです。英国の人々はイラク戦争は間違いであると、こう理解しているわけです。それはそうでしょう。そもそもの開戦の理由は、イラクが大量破壊兵器を持っている、ということであったのですから。多くの国の反対を押し切って米国は戦争に踏み出したのです。当初から乱暴な話です。その乱暴な米国を支援した首相を、国民は許さなかったということです。
これでいくつになったでしょう、イラク戦争に対する姿勢で首相が交代した国は?
大元の米国で、「イラク戦争は間違いであった」という大きな世論が沸き起こり、ブッシュが後退を余儀なくされていること、これくらいのことは、学会員さんもご存知ですよね?

こういう世界の流れを見るにつけ思うことは、日本だけがいまだに「イラク戦争は間違っていない」、とこう言ってブッシュを応援しているのが、実に不思議です。
もちろん「イラク戦争は間違っていない」と言っているのは、連立与党である、自民党と公明党だけです。野党は、「イラク戦争は間違いだから、早く自衛隊をを引き戻しなさい」といっているわけですね。学会員さんは、こういったことはご存知ですか?

学会員さんは、信仰j活動(=選挙活動)のなかでしきりに広宣流布という言葉を使うのですが、これって、世界平和のことだと伺ったのですが、違いましたか?世界の平和を考える団体、すごいなと思うのです。自分たちの宗教団体の繁栄を考える団体ではなくて、よそ様の平和、世界の平和を考える団体です。
ところが、その創価学会が「イラク戦争は間違っていない」「あらゆる戦争に反対するのは非現実的である」と聖教新聞で正式にコメントしている、のを学会の皆さんはご存知なのですよね?聖教新聞ですからよくお読みなっていると思うのです。

たしか、牧口初代会長でしたか、大変すばらしいことを仰っていますよね。
「悪を前にしての沈黙は半ば悪への加担である」

皆さんはイラク戦争は正しいと考えますか、間違いと考えますか?
それとも学会が言うことであれば何でも間違っていないと思いますか?
この皆さんの考えと、今の創価学会、公明党の行動は一致していますか?

「信仰とは生き方だ」と、私の学会の友人はよく言っていました。
もしそれが本当なら、その人の行動こそが、その人の信仰を現しているということでしょう。
参議院選挙。皆さんの自民党支援という行動は、何を現しているのでしょうか?