2007年5月23日水曜日

「加憲」ってなんですか?

公明党がいつから言い出したのかよく分からないのだが、「加憲」。この言葉、意味不明です。何を加えるのか?環境権だとか。これってどうみても、現在の問題を誤魔化しているとしか思えないです。友党の自民党が改憲即ち9条を変えるべきと声高に言い出すものだから、正面からぶつかるわけにはいかないし、かと言って一応平和団体といわれる支持母体の創価学会の手前、何か言わないわけにはいかないし。こんなジレンマの中から生まれたのが「加憲」という意味不明の言葉です。しかも加えるものは「環境」だと。こんなもの反対する人いないでしょ。こういう傾向が与党になってからの公明党には顕著です。問題を避けているとしか見えない。そして支持母体に向けては適当なポーズをとる。庶民の党、平和の党が泣きますよ。
こんなふうに日ごろから感じていたら、やっぱり世間様もそうなんですね。2007年5月22日朝日新聞の声の欄に載っていた投書です。大学講師の岡野さんという方です。紹介します。
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憲法に環境権付加は不要だ   大学講師 岡野 哲
自民党の憲法改正案は、クーデターとも言うべきものだとする18日の常岡教授の専門家としての指摘に、全く同感です。
 ところで、その他にも、日本国憲法に認められる改正として考慮に値しないような案が与党の政治家の発言に見出されます。
 それは「環境権」を付け加えるという、「加憲」と分類される改憲論のことです。しかし、「環境権」の内容があいまいで、この主張には、聞こえのよいレッテルだけが独り歩きしている感じがあります。
 環境問題に関しては、日本国憲法に沿った「環境基本法」が93年に制定されています。この基本法では「環境の恵沢の享受と継承」「環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築」「国際的協調による地球環境保全の積極的推進」など、国や国民などの責務が明示されています。この基本法がしっかり守られていないことに問題があるのではないでしょうか。法律上の課題があるのなら憲法改正ではなく、基本法の改正を行うことで解決を図るべきでしょう。
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「加憲」なんて言ってるときじゃないとおもうのですよ、特に学会さんは。「護憲」「9条2項は不変」と堂々と言うのが創価学会さんではないのですか?それが池田氏の発言なのではないですか?そしてこれは安倍氏と真っ向からぶつかるのですよ。
学会員さん、どう考えますか?

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