2007年3月20日火曜日

憲法9条について

自主憲法制定を党是として掲げる自民党。安倍になってから、これが一挙に進んでいる。つまるところは、国家主権即ち交戦権を制限する9条を廃棄し、自由に、国家主権を行使したいということだ。

さて、この動きを学会員さんはどう考えているのだろう?

憲法9条は、日本が原子爆弾という前代未聞の大量虐殺を経験したことから始まる。核時代においてはいかなる戦争も認めることはできない。そしてそれは国家主権を制限することなしにはありえないという卓見から、「国家主権たる交戦権の放棄」という、これまでの常識を塗り替える立場を鮮明にした。

このような9条を自民党はもちろんだが、公明党までもが必死になって骨抜きにしようとしている。
「加憲」などとあいまいな表現は、かつての公明党、なかんずく創価学会にはありえないことであったと理解している。

それは創価学会の歴史を見れば明らかであろう。戸田氏が発表した原水爆禁止宣言。これは遺訓の第一として学会員さんに託されたのではないのか?友人の学会員は、「9条の思想を世界にひろめることを、即ち広宣流布というのだ」と、実に筋の通った話を、熱を込めて語っていた。

創価学会は一体どうしたのだろう?

学会員さん。
「公明党は間違いない」、「学会は間違っていない」などと言って、自分の頭で考えることをやめていませんか?
9条のどこが”現実に即していない”のでしょう?9条を変えて何をしたいのでしょう?
この質問に対して、自分の頭でよくよく考えてみて下さい。池田氏は「憲法9条はこれは絶対に正しい」と断言していますが、私はこの点は全く同感なのです。

学会員さん。
「そんなこと言っても、組織の方針だから・・・」、「そんなこと言ったら幹部から追及されてしまう・・・」、もしこんなふうに感じているとしたら、それって全く信仰心のかけらもないのではないのでしょうか。
友人の学会員はいつの間にか、「いろいろあるから・・・」という言葉が口癖になっていました。

学会員さん。
トキノカンヅタリトイエドモコギヲカマエズバモチイジトナリ。
真剣に考えることは謗法でもなんでもないでしょ。そもそも法主でも間違えるのですよ。
池田氏が教育に力を入れるのは、「考える人、賢明な人を育てることが、平和の基である」からだ、と言ってますね。

学会員さん、貴方の考えを聞かせてください。

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