2007年4月18日水曜日

国民投票法案ごりおしについて

「この国では首相がやると言ったことはなんでもできてしまう。恐ろしい国だ。議員として無力感を感じる」 これは国民投票法案が衆院で可決されたときの、田中真紀子の発言だ。絶対多数。

安倍になってからの与党自民党・公明党のやり方は目に余る。「なんでもできる」、まさにその通りだ。
自主憲法制定即ち九条なし崩しに向かって、遂に大きな一歩を踏み出した。

学会員さん。
いま、この国で、自民党が何をしようとしているのか、よくよく考えたことはありますか?
今回の法律に多くの不安が寄せられている理由をご存知ですか?
今回参院に送られた国民投票法案の最大のポイントは、有効投票に関して何の規制もないことなのですよ。投票率が仮に30%、実際現在の選挙などをみてもこの数字は概ね現実的な数字だと思いますが、有権者100人のうち30人しか投票しなくても、その半分15人で憲法を変えることができるということなのですよ。
ですから世論は、最低投票率等、母集団についての何らかの担保を設けるべきだと言っているのですよ。憲法という、国の最高法規、権力に箍をはめる最高規範を、そんな簡単に変えることができるようでは困るのです。

学会員さん
皆さんは、政治についてはどのように学ばれているのですか?
座談会で、活動者会で、即ち”学会幹部からの話し”だけで、”学会からの配布物”だけではないですか?
一般紙をきちんと読まれていますか?ニュースをきちんと見たことはありますか?
是非、ご自身の目で、頭で、事実を知ってください。功徳とか、罰とか、そういう宗教的な側面はここには関係することではないのですよ。
そして、事実を知った上で”自民党は正しい”と考えるなら、胸を張って「自民党を支える公明党」を支援なさる、これは大いに結構だとおもいます。
一番いけないのは、「よくわからないけど、とにかく学会に間違いは無い、公明党に間違いはない」というパタンです。

政治を監視せよ。これは戸田第二代会長の言と聞いていますが、監視するのに、「よく分からない」のでは、監視できないでしょう?監視せよ、ということは、きちんと事実を知りなさい、ということですよ。自分の目で見て、自分の頭で考えなさいということですよ。単なる精神論ではないでしょう。

学会員さん。
政治を監視してください。
国民投票法案の強行採決を進める公明党、皆さんはこれは正しい行為だと考えますか?

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